当院は白内障治療に力を入れております
近年、白内障手術は飛躍的に安全性、精度が向上しております。そのため白内障手術の適応も白内障の混濁形態、進行具合、患者様の職業や社会生活などを総合的に判断する必要があると考えております。当院では手術の適応、時期など患者さん一人一人に合わせたアドバイスを行っておりますので是非お気軽にご相談ください。
機械説明
最新鋭のボシュロム社製白内障・硝子体手術機器であるステラリス、ステラリスPCを2台導入いたしました。ベンチュリーポンプを搭載するステラリスは最小切開創1.8mmからの手術が可能です。ステラリスは手術時の眼内安定性、静寂性が他機種と比較して非常に優れており、安全かつ低侵襲の手術が可能です。
当院は皆さまに安心して手術に臨んでいただくためにバックアップ機を準備いたしました。例えば手術中に機械が停止した場合、通常はすべての手術を中断せざるをえません。しかし当院では同一機器が2台ありますので、1台にトラブルがあっても、全く混乱なく手術を行うことが可能です。またステラリスPCは硝子体手術にも対応しておりますので、難症例に対してもより安全な手術を提供することが出来るようになりました。
プレミアム眼内レンズ
〇 乱視矯正眼内レンズ
乱視矯正眼内レンズ(トーリック眼内レンズ)は、乱視を軽減させることのできる眼内レンズです。
手術方法は、従来の白内障手術と変わりませんが、乱視が軽減されるため手術後の裸眼視力(眼鏡をかけない視力)が向上します。乱視の種類によってはトーリック眼内レンズが使用できない場合もあり、適応は患者さんの眼の状態に応じて決めております。
〇 多焦点眼内レンズ
多焦点眼内レンズは近くも遠くも共にピントが合う遠近両用の眼内レンズです。
通常の単焦点眼内レンズと比較して、白内障手術後にメガネを装用する必要性を大きく減らすことが出来ます。詳細は 白内障手術・多焦点眼内レンズ のページをご覧ください.
ガーゼ眼帯無し
手術翌日からガーゼ眼帯は外れます。片眼に眼帯をしたままですと距離間がつかみにくいため、手術翌日の診察後から保護眼鏡(ゴーグル)に切り替え、両眼が見える状態で生活していただいております。当院では安全性と早期社会復帰の観点から、白内障術後のガーゼ眼帯の使用は極力控えております。
手術のしおり
手術が決まった患者さん全員にお渡ししている当院オリジナルのパンフレットです。検査の受診日、点眼のつけ方、手術日の持ち物、手術の内容、術後の生活など周術期の情報が1冊にまとまっております。
日帰り手術と入院手術について
“日帰り手術”も“入院手術”も手術の内容は全く同じです。
白内障手術は手術機械の進歩や折りたたみ式の眼内レンズの導入により“日帰り”でも安全に治療が出来るようになりました。
手術は白内障治療の一大イベントですが、一連の診療の流れからすると術後管理も疎かにはできません。当院では手術後に連続して3日間の通院をお願いしております。旭川市内および近郊にお住まいであり、通院に問題のない方には“日帰り手術”をお勧めいたします。一方、遠方から来られ、翌日の通院に不安のある方、お独り暮らしで、家に帰ってから色々家事をしなければならない方には“入院手術”をお勧めいたします。
当院では1泊から3泊までの入院に対応しております。
全室個室です。皆様にやすらかな入院生活を過していただけるように施錠、洗面、テレビ、冷蔵庫等を完備したお部屋となっております(個室料はかかりません。)またご家族の方も付き添えるお部屋もございますので、ご希望の方は入院予約時にご相談ください。
外来手術患者さん専用の休憩場所です。手術前後リラックスした環境でお休みいただけます。付き添いの方もここでお待ちいただくことができます。