多焦点眼内レンズについて
従来より白内障手術に使用する眼内レンズは、1つの距離のみピントを合わせる“単焦点眼内レンズ”が使用されておりますが、近年、2つの距離に焦点を合わせる“多焦点眼内レンズ”も使用できるようになりました。
多焦点眼内レンズのメリット
〇 遠方と近方の2か所にピントが合います。
〇 近くにもピントが合うので手元も文字も見やすくなります。
〇 眼鏡の使用頻度を減らすことが出来ます。
従来型の単焦点レンズでは、遠近どちらかにしかピントを合わせることができません。したがって遠近どちらもよく見えるようにするためには眼鏡などが必要になります。
多焦点眼内レンズが好ましい方
① 職業柄、めがねやコンタクトレンズの装用が出来ない方。
② めがねを極力かけたくない方
③ 眼鏡の本数を減らしたい方
多焦点眼内レンズが不向きな方
以下のような方には多焦点眼内レンズをお勧めできかねます。
〇 夜間運転の多い方
〇 乱視の強い方
〇 すでに片眼に単焦点眼内レンズを入れている方
〇 白内障以外に目の異常のある方(詳しくは診察が必要です)
多焦点眼内レンズについては以下のリンクもご覧下さい