松井眼科医院 松井英一郎の業績について。当院は日帰り白内障手術、入院手術が受けられます。丁寧な説明と最新の検査・治療機器を用いた確かな診断、 治療を皆様に提供します。

眼内レンズの比較

多焦点眼内レンズも万能ではありません。 

 多焦点眼内レンズは、遠近両用眼内レンズ(ピントが2か所に合うレンズ)とご理解下さい。中間距離では若い頃のようにピントは合わず、夜間の運転では光がにじむことがあります。

眼内レンズの比較表

○△× は眼鏡なしでの一般的な物の見え方の評価です。

  単焦点 多焦点
遠くに合わせた場合 近くに合わせた場合
遠方距離(∞)の見え方 ×
中間距離(1~3m)の見え方
近方距離(30cm)の見え方 ×
グレア・ハロー現象 単焦点に比べて多焦点の方が感じる頻度が高い
コントラスト感度(濃淡の変化を見分ける力) 単焦点に比べて多焦点の方が不良の傾向が強い

多焦点では、遠方・近方に比べ、中間距離(1~3m)が見えにくく感じる方もいらっしゃいます。当院で手術された患者様でも術後、中間距離用の眼鏡を作成した方もおられます。しかしながら、多くの方は眼鏡無しで快適に日常生活を過ごしておられます。
※多焦点眼内レンズには乱視矯正の機能がありません。角膜乱視の強い方には不向きですが、場合によっては多焦点眼内レンズ挿入後追加手術(LASIK)が必要になります。

※グレア・ハロー現象について 強い光源を見た場合に光を眩しく感じる事(グレア)や光の周辺に輪がかかって見える事(ハロー)が起きやすくなります。個人差はありますが手術後の時間経過とともに慣れてくるといわれています。この発生頻度は、多焦点眼内レンズでは、単焦点眼内レンズに比べて高いことが報告されています。

※多焦点眼内レンズの挿入を希望された場合でも、眼の状態の診断結果によって選択できない場合もあります。ご不明な点は、診療医師にお問い合わせください。

多焦点眼内レンズについては以下のリンクもご覧下さい

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